レポート&インタビュー Report-interview

“やってみたい”が止まらないーー共創生のプロジェクト魂

共創デザイン学科では授業での課題や有志によるものに関わらず多くのプロジェクトが日々企画されています。入学して約1年。2年生が今まで開催してきたものには、そうめん大会、制服DAY、ウチらって何者展、ダサい格好選手権、お菓子交換交流会、SNSを活用して作品を広めるPJなど、数多くのプロジェクトがありました。今回は特に人気だった3つをピックアップ。良い企画の秘訣を探るべく、企画者たちにインタビューを実施しました。

「ダサい格好選手権」

これはプロジェクトデザインの授業の「女子美でやってみたいプロジェクト」という課題の一環で生まれたものです。タイトルから既にユニークさが溢れ出していますが、いったいどのような過程を経て実行に至ったのでしょうか。

どんなプロジェクトですか?

誰がいちばんダサくなれるかというファッションショーです。モデルは生徒数人と、この授業担当のY先生。お昼休みに共創デザイン学科の教室で開催しました。

このプロジェクトをやろうと思ったきっかけはなんですか?

お金をかけずにみんなを笑顔にしたいなと思ったことがきっかけです。

こだわりや工夫したポイントはありますか?

やはりいちばんのこだわりは、お金をかけないことです。また、照明やステージなどのつくり込みにも力を入れました。工夫したポイントは、モデルをスカウト制にしたことです。本気でやってくれそうな人に声をかけました。

衣装などの準備はどのように行いましたか?

衣装はこちらで用意してモデルたちに選んでもらいしました。Y先生には似合う衣装を準備して、着ていただきました。照明は教室のスポットライトを使い、ステージは教室の机をうまくレイアウトしてつくりました。

苦労したことや、ハプニングなどはありましたか?

ハプニングは当日チームメンバーの2名が欠席したことです。なんとか乗り切りましたが大変でした。また、単純なプロジェクトだったので時間が余り、途中からめんどくさくなってしまったのが苦労した点です。企画会議に参加しないメンバーは締めあげました(笑)。

ってみてどうでしたか?

みんなの笑顔が見られたことが最大の喜びです。Y先生が振り切ってやってくれたのも嬉しかったです。次に企画するなら、ラップバトルやダサい髪型選手権なども面白そうだなと思っています。

タイトルどおりの面白いプロジェクトでしたが、「お金をかけずにみんなを笑顔にしたい」という強い信念がとても印象的でした。ぜひ、選手権を定期開催して欲しいです。

「そうめん大会」

こちらは授業ではなく、有志による自主的なイベント。開催の裏側はどうなっていたのでしょうか。

どんなプロジェクトですか?

共創デザイン学科の教室にあるキッチンを使って、みんなでそうめんを食べる会です。賑やかになるようにテレビで映画も流しました。

このプロジェクトをやろうと思ったきっかけはなんですか?

1年生の夏頃、学科のみんなでタコパやゲーム大会をしたいという声がちらほら出ていました。女子美でやってみたいプロジェクトを考える授業をきっかけに、思い切って主催することにしました。

苦労したことや、ハプニングなどはありましたか?

有志による開催だったので、昼休みの会議に出られない子がいたり、タスクをどこまでお願いしていいのかと悩むことが多くありました。それでもさすがは共創デザイン学科、みんな積極的に動いてくれて、非常に頼もしかったです。

当日はどのような様子でしたか?

夏休み前の大掃除が3、4限からあったので、午前中から準備を開始。そうめん茹でのプロだという学生2人にも協力してもらい、薬味もそろえて参加者を迎え入れました。みんなでワイワイ食べるそうめんはおいしかったです。映画はドラえもんの「ひみつ道具ミュージアム」を観ました。意外にも盛り上がって、最後の戦闘シーンはみんな固唾を飲んで見守っていました。

ってみてどうでしたか?

参加者も運営側も楽しんでくれたみたいでした。アンケートに今後やりたいことを書いてくれた人も多かったです。去年の夏以降動けていないので、今年は楽しいイベントをバンバンやっていきたいです!

やはり課題で行うプロジェクトとは違った苦労もあったようですが、思い切り好きなことをできるのが自主開催の良い点ですね。次のイベントも楽しみです!

「ウチらって何者?展」

このプロジェクトも「ダサい格好選手権」と同じく、授業課題の一環で生まれた企画です。こちらもなかなか特徴的なタイトルですが、チームの雰囲気が他とは違いました。

どんなプロジェクトですか?

お互いのことを深く知るために、自分を作品のように紹介するプロジェクトです。共創デザイン学科でよく使うアプリ「Miro」の中で開催しました。

このプロジェクトをやろうと思ったきっかけはなんですか?

共創デザイン実践の授業がきっかけで、最初は普通の作品展をやろうとしていました。しかし、学科にアンケートを取ったところ、自分の作品がない人や、自分のものは見せたくないが他の人の作品は見たいという声が多かったので、“自分を作品にする”という企画になりました。

授業中は楽しそうな声がよく聞こえていました。チームの雰囲気はどうでしたか? 

とても楽しかったです。頻繁に雑談や恋バナをしていたため、チームの雰囲気が良くなりました。気づかぬうちにアイスブレイクになっていたのだと思います。また、常に全員が全力でプロジェクトに取り組むのは難しいので、メリハリを大切にしていました。勝手にお気に入りの絵本紹介タイムを設けてリフレッシュした回が、いちばん楽しかったです(笑)。

苦労したことや、ハプニングなどはありましたか?

大変だったことはあまりありませんが、強いていうなら頻繁に雑談や恋バナをしていたために話がよく脱線したのが、苦労したことです。それでも絶対に誰かが話を戻してくれていたので、非常に良いチームだったと感じています。ハプニングは、授業の最終プレゼン時に話はじめて5秒でむせて、咳が止まらなくなったことです。珍ハプニングではありましたが、なんとか素晴らしいチームワークで乗り越えました。

やってみてどうでしたか?

多くの人が参加してくれて、良い反応をもらえたのが嬉しかったです。また、みんなの展示を見ることで、目的だった「お互いのことを深く知る」を達成できました。1年生と3年生も巻き込んで第2弾ができたらいいなと思っています。

企画当時が本当に楽しかったことが伺えるインタビューでした。チームの雰囲気を良くすることは、グループワークをする上で必須のようです。

いかがだったでしょうか? 人気企画の裏にはそれなりの苦労もあるようでしたが、参加者はもちろん、企画者本人がいちばん楽しそうにしていたのが印象的でした。企画から実行までには非常に労力を要しますが、そのぶん終えたときの達成感はひとしおです。共創生はその達成感に取り憑かれているのかもしれません。

おまけとして「企画したけど開催まで至らなかった、ボツプロジェクト」もいくつかご紹介すると、共創の電車広告プロジェクト、他学科との交流を深めようプロジェクト、ネイル会、フリマプロジェクト、共創二期生の幼少期カルタ……。ボツの理由は「規模が大きすぎた」「なんだかんだで忘れ去られてしまった」とさまざま。どれも面白そうなので、いつか実現してほしいですね。

共創デザイン学科では、これからもたくさんのプロジェクトが生み出されることでしょう。共創生のプロジェクト魂は、まだまだ燃え続けます!

 

本記事は、2年生の授業「コミュニケーション特論II」で制作されました。
指導教員:石橋勝利 株式会社アクシス デザインデベロップメント ディレクター