共創カフェ 〜 1期生と2期生によるトークセッション〜
共創デザイン学科で1年間を過ごした一期生と入学したばかりの二期生によるトークセッション。共創生が感じる共創デザイン学科の魅力は何かをはじめ、日々の授業をテーマにトークしました。共創生は日々どのようなことを考えているのでしょうか。

──── 共創デザイン学科を志望した理由を教えていただけますか?
K.C.さん(2期生):高校生の頃、生徒会に所属していて、文化祭などの行事を企画する機会が多くありました。そういったことが得意で好きだったので、将来は商品開発やマーケティングに関わる仕事をしたいと考えていたからです。
O.Y.さん(2期生):私は高校時代に産官学連携(※1)をしていました。それを大学でも継続したいと思って参加したオープンキャンパスで、産官学連携の授業があることを知りました。本物を見る、本物と触れ合える機会がたくさんあるというのは、共創デザインの大きな魅力の1つですよね。 また、YouTubeでいつも動画を見ていたamity sensei(※2)に直接教えてもらう機会があったのには驚きました。高校でiPadを使う授業が多かったので、共創デザイン学科ではiPadを使ったデザインをもっと学びたいと考えています。
(※1)企業、公的機関、学校が連携し共同でプロジェクトを行うこと
(※2)YouTubeでiPadのイラスト・3D等の制作ツールについて解説動画を多く投稿されているYouTuber。現在登録者数は36万人を超えている。

──── その力をもっと伸ばしたいということですね。
O.Y.さん(2期生):そうですね。でも実は、高校時代にデザインを学んだことは一度もないんです。 デザインはさまざまな分野に掛け算をする存在だと思っています。何をとってもデザインが介在しない場所はないはずです。そのためデザインを学んで、幅広い分野にデザインの掛け算ができる人になりたい思い、共創デザインに入学しました。

──── 素敵ですね。企業と連携した授業は他の大学でもできるかと思いますが、その中で女子美を選んだ理由はなんですか?
T.L.さん(2期生):一番興味が湧いたのはライフマネジメント論という授業でした。食事や睡眠など心身を健やかにするための方法や体の仕組みについて学ぶ授業です。 私は通信制の高校に通っていたのですが、体調を崩して、朝起きることが難しくなってしまって。そんな時に共創デザインのライフマネジメント論という授業を知って、美大でこんなことが学べるんだと驚きました。自分の体や心を整える方法を学ぶことは人生においてとても大切なことですが、これを学ぶことのできる大学は他にはないと思います。 また、デザインを学びたいけれども画塾などで絵を描く専門的な技術を身につけていない人も入学できるところが魅力でした。

O.Y.さん(2期生):私も絵が苦手です。「絵が描けなくても大丈夫」とパンフレットに大々的に載っていたことに背中を押されました。専門的に絵画の勉強をしたことはないという人も、イラストレーターなどのデジタルツールで力が発揮できると知ることができたのはよかったです。

──── 1期生は入学して1年と少しが経ちましたが、1年間共創デザイン学科で学んで成長したと思うのはどんなところですか?
T.C.さん(1期生):物事を多方面から見られるようになったところだと思います。人との接し方や距離感を掴めるようになったと実感しています。
H.S.さん(1期生):私はデザイナーとしての社会人経験があります。共創デザインで学んで、本当に良いデザインとは何かについて考えさせられました。ただ綺麗だったり可愛いデザインをすることだけでなく、常に人に伝えることを念頭に置いて、人に良い影響や変化を与えられるようデザイナーになりたいと思っています。

──── 2期生は入学から三ヶ月経ちましたが、共創デザイン学科はいかがですか?
O.Y.さん(2期生):学科の専任の教授の方が5人しかいらっしゃらないことに驚きました。代わりに外部講師として、現在進行形で社会でご活躍されている方々が教えに来てくださるのはすごいことだと思います。第一線で働く人のリアルを知ることができるのはとても貴重な体験だと思います。

──── 先生方を見て、この企業に入りたいだとか、この業界に進みたいなど、将来の夢を持っている方はいらっしゃいますか?
H.S.さん(1期生):私は日本の企業で働きたいと考えています。2年生の人間工学の授業で、人間の行動や視覚からデザインをするということを学び、そのようなデザインをやってみたいな、と思いました。将来はブランディングデザイナーを目指しています。

──── 皆さんはイラストレーターなど、専門的なソフトはもう使いこなせていますか?
T.C.さん(1期生):ようやくできるようになってきました。
S.A.さん(1期生):私はまだ勉強中です。

──── 最後に。共創デザイン学科は楽しいですか?
K.C.さん(2期生):家が遠くて往復で3、4時間かかりますが、学校が楽しいので遅刻欠席はゼロです。
H.S.さん(1期生):私もまだしていないです!
S.A.さん(1期生):私もです!
T.C.さん(1期生):日々様々な授業があって大変なこともありますが、とってもやりがいがあります。ここでしかできないことや出会いが多くあって、自分がどんどん成長しているのを感じます。
頼もしいです! この調子で一緒に共創デザイン学科を盛り上げていきましょう!
みなさん、本日はご協力いただきありがとうございました!
本記事は、2年生の授業「コミュニケーション特論II」で制作されました。
指導教員:石橋勝利 株式会社アクシス デザインデベロップメント ディレクター