こんな機械が使えるんです! 「Creative labo」紹介
共創デザイン学科の校舎の地下⼀階のCreative labo(地下⼯房)にはさまざまなマシンや機材、マテリアルがあり授業や⾃主制作で使⽤することができます。

あなただけのイメージを形にできる!3Dプリンター
プロダクトデザインの授業では、3Dプリンターの使い方を習います。授業での課題は石鹸のデザインで「shapr3D」というアプリを使って、3Dプリンターで出力するための図面を360度からデザインしていきます。
そのデータを3Dプリンターに飛ばして出力。熱で溶かした樹脂を積み重ねて形をつくっていきます。
形によっては1回では成功しない場合もあり、複数回出力をして、作品が完成することもありました。
shapr3Dではヴィジュアルデザインなどの平面のデザインとは違い、360度から見て考えて、デザインするという慣れない経験をしました。どうしたら角がなくせるのか、穴を開けられるのかなど、操作が難しいと感じることもありましたが、ひたすらトライアンドエラーで触ってみて、思い通りの形をiPad内でもつくることができました。
実際やってみての声
「近未来的でワクワクしました!」
「思い描いていた形がそのまま出てきた!」
「最初はうまくいかなかったけれど辛抱強く出力しました!」
「プリントに何十時間もかかるので出来上がった時の感動が大きかったです!」
「私の作品は3Dプリンターでの出力が難しい薄い形で、焼きそばみたいな失敗作がいくつかできてしまった!」

女子美祭で大活躍! UVプリンター
UVプリンターは、UV専用のインクを使用し、紫外線で固めることによって印刷できます。乾燥させるための時間も非常に短く、あらゆる素材(アクリル、木材など)に使用することができます。
加えて、大量のステッカーやアクリルキーホルダーを数十分でつくることができるので、締め切り間近の危機的状況でもすぐに完成品をつくり上げることができます。
女子美祭では、約600枚のステッカーと約200個のアクリルキーホルダーを2日で制作しました。また、細かい装飾や色の表現が可能で高いクオリティの作品をつくることができます。
女子美祭でノベルティを受け取った方々の声
「どこかの専門業者に依頼したくらいの高クオリティでした」
「共創生として今でもカバンにつけています。大切な思い出です」
「子供がとても喜んでいた! 自転車に貼ろうと思いました」
「色が原画と同じですごい! 高クオリティだなと思います」(イラストを提供してくれた共創生より)
「アクリルカッターの迫力は凄まじく、見ていてなんだかカッコよかったです」(アクリルキーホルダー制作者より)
「ステッカーをiPadやPCに貼って、共創生ということをアピールしています」

でっけぇものもこの子にお任せ! 大判プリンター
最後に、A0サイズ(841mm × 1189mm)まで印刷ができる大判プリンター。通常のプリンターでは印刷できない大きなサイズのパネルなども、学科内で制作可能です。1年生のグラフィックデザインの授業で、「外国人に伝えたい日本らしさ」をテーマとしたパネルの制作があり、このプリンターを使用。印刷のサイズを間違えてしまったり、自分の思い描く色味にならなかったりと失敗を重ねた学生も多く、試行錯誤することで印刷の難しさを体験しました。
プリンターの特性を理解し、慣れてくると女子美祭などのイベント用にオリジナルのパネルを制作することもできます。実際に去年の女子美祭では、Adobe IllustratorやProcreateを使用して学生がつくったデザインを印刷し、ブースの看板や写真撮影スポットのパネルなどを制作しました。
実際にこのプリンターを使用した学生の声
「印刷されている過程が見えて楽しかった!」
「たこ焼きが美味しそうだった」
「たこ焼きを何度も写真を撮り直したので、毎日たこ焼きを食べていました」
「画面上と実際に出力したときの色味が違って調整が大変だった」
「小さな画面で見ていたものが大きく印刷されて感動!」
「色味の調整が大変だったけれどいい勉強になった」
「より忠実な色味で印刷してくれました」
「手書きのイラストまでしっかり思った通りの色で満足!」
「食べ物の写真とかお腹すいちゃう!」
このように共創デザイン学科では、普段はあまり触れることのない大型の機械や珍しい素材を使うことができます。
本記事は、2年生の授業「コミュニケーション特論II」で制作されました。
指導教員:石橋勝利 株式会社アクシス デザインデベロップメント ディレクター